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クリスマス特集 Vol. 1 & 2

何年か前の日記で書いたクリスマス特集。
今読んでも我ながら貴重な資料なので(笑)、
一部修正の上、ここにあらためてまとめておきます。
クリスマスシーズンには読んでおきたいお話だよね。(*^_^*)

クリスマス特集 
Vol.1 「MISTLETOE ヤドリギ」
Vol.2 「Advent アドヴェント」


★★クリスマス特集
Vol.3「Christmas Card クリスマス・カード」
Vol.4 「Christmas Carol クリスマス・キャロル」


★★クリスマス特集
Vol.5「Christmas in Japan 日本のクリスマス」
Vol.6「12 days of Christmas クリスマスの12日間」


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★★クリスマス特集Vol.1 「MISTLETOE ヤドリギ」


クリスマス特集、まず始めに書いてみたいと思ったのが
「Mistletoe(ヤドリギ)」の話。
クリスマスにゆかりのある植物、「ミスルトー(ヤドリギ)」
その枝の下では男性は女性にキスをしてもいいという
ロマンチックなお話のあるハーブです。
クリスマスの歌、「ママがサンタにキスをした」
の歌詞にも出てきますよね。
あれは女性(ママ)が男性(パパ)にキスするんだけど。
歌詞はこちら、「I saw Mommy kissing Santa Claus」

♪ I saw Mommy kissing Santa Claus
Underneath the mistletoe last night ♪


それでなぜ、ヤドリギの下でキスするなんて習慣が
できたのかな、と思って調べてみたのです。
もともとこの植物はドルイド教やケルトの人たちの間では
癒しの力を持つ神聖な植物だったんですって。
ケルト語の意味は「ALL HEAL」、まさにそのものね。
また北欧神話にはこんなお話があるの。

ヤドリギというのは愛の女神フリーガを表す神聖な植物。
フリーガは夏の太陽神バルダーの母なのだけれど、
この愛する息子を悪の神ロキの企みにより、
ヤドリギで作った弓矢で射殺されてしまうのです。
他の神々とフリーガの力でバルダーは生き返るのですが、
その時に流したフリーガの涙が
真珠のような白いヤドリギの実(画像)になったんだって。
そしてその後、ヤドリギの下を通る誰にでも、
フリーガは喜びと愛のキスを贈ったのだそうです。
それが今に伝えられて、
ヤドリギの下にいるものは愛に守られ、
お互いにキスと愛の言葉を交わすようになったというわけ。

素敵なお話だと思いませんか?
それからさらにわたしが「Mistletoe」関連のページを読んでいて
とても気に入ったのはこの部分なんです。
まずは原文を読んでみてね。

When hung in the home,
mistletoe symbolized purity and strength
and promoted happiness, romance and peace.
In fact, custom called for enemies
meeting beneath the mistletoe
to throw down their weapons and embrace.


ヤドリギを家に吊すとき、
それは純潔と強さとあふれる幸せ、ロマンスと平和の象徴。
じっさいに敵同士でさえもヤドリギの下で出会うときには
武器を降ろし、お互いに抱きあったものなのである。
             (拙訳:うるとびーず)

ここを読んだとき、思わず、
世界中のどの家にもヤドリギを吊したらいいなと思った。
クリスマスだからこそ、それが意味を持ってくるよね。
みんなが不安や恐怖や悲しみではなく、
愛や平和に包まれたらなーって、
こんな時期だからよけいに、心からそう思ったのでした。

いつもは何気なく聞いたり見たりしているクリスマスのお話も
調べてみるといろんな由来があってとっても面白いですね。
だから12月、わたしが調べたクリスマスのお話を
毎日ちょっとずつ書いていけたらな、と思ってま~す。


★★クリスマス特集Vol.2「Advent アドヴェント」

今日のお題は「Advent アドヴェント」。

★★「Advent アドヴェント」とは?

11月30日に一番近い日曜日から、クリスマスイヴまでの約4週間を
「アドヴェント」(待降節あるいは降臨節)といいます。
Adventとはラテン語の Adventus「到来」から来ている言葉で、
救い主の到来(クリスマス)を心待ちにする祈りの週間です。
もともと「advent アドヴェント」というのは、
「(重要な人物や事件の)出現・到来」といったような意味で、
「Advent」と頭文字が大文字になる場合には、
「イエス・キリストの降臨(クリスマス)」を表します。
ついでに「Second Advent(セコンド・アドヴェント)」といえば
「キリストの再臨(甦り)」ということになります。
余談ですが、ヨーロッパなどではクリスマスの飾り付けを
本格的に始めるのもこのころからです。
日本のクリスマス飾りはあまりにも早いような気がしますね。(笑)

★★「アドヴェント・カレンダー」とは?

このアドヴェントの前に、主に子供のいる家庭では
「アドヴェント・カレンダー」というものを作ります。
12月1日から24日まで、数字のついた小さな窓を開けると
中から素敵なsurpriseが現れる仕掛け。
それはかわいい絵だったり、キャンディだったり、
毎日ひとつずつ小さなプレゼントがでてくる
いわば日めくりカレンダーなのですね。
カレンダーをワクワクして開きながら
クリスマスの日を指折り数えて待つというわけです。

このアドヴェント・カレンダー、
自分たちで作るのもひとつの楽しみですが、
このWEB上でもいろいろ楽しめるんですよ。
ここに私が見つけたかわいいアドヴェント・カレンダーを
いくつか紹介しますね。
あなたのお気に入りのカレンダーはどれかな?
毎日小窓を開きながら素敵なクリスマスを待ちたいものです。
不安や悲しみが渦巻いている世の中ですが、
クリスマスにはひとつでも幸いなニュースが
みなさまにもたらされますように。

あ、ここにあるカレンダーは全部英語版です。
でも、絵で見るカレンダーだから、きっと大丈夫よね?

世界各国のクリスマスのお話が見られます→Not Found

毎日、クリスマスの歌やお祈りが聞けます

続きものの黒猫TATEのお話(各国語あり)が読めます

毎日ひとつ、クリスマスにちなんだお話が読めます

ノルウェイの6歳の男の子が書いたかわいいカレンダーです

クリスマスツリー型のカレンダーです

私の一番お気に入り、アイスランドのカレンダーです

なお、私のお友だちのちいっさんもつい先日
アドヴェント・カレンダーのことを書いていましたので、
ここに紹介しておきますね。

★★2003年11月30日のちいっさんの日記「アドベントカレンダー」







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